こんにちは。膝の黒ずみが年々濃くなっているスミ子です。
さて、今回は3歳の娘がご飯を食べない!体重増えない!の悩みをつらつらと書いたエピソードの後編になります。
前編を読んでいない方はこちらからどうぞ。
ここまでのあらすじ
スミ山家の長女ちゃーちゃんは赤ちゃんの頃から、哺乳瓶・ミルク拒否、離乳食拒否など
度重なる拒否拒否によってなかなか体重が増えず、母を困らせていた。
そんな中、1歳半健診で「大泉門」という頭のペコペコが閉じていないという気になる症状が見つかる。
頭のペコペコが閉じないことと、兼ねてからの体重増えない問題に因果関係はあるのか?!
その謎を解明すべく、我々は大学病院の門戸を叩いたのであった…
「体重増加不良」と「大泉門の未閉鎖」の通院記録
大泉門が閉じない!精密検査の内容と結果
1歳半検診で、体重の増加不良と大泉門の未閉鎖を指摘され、大学病院で再検査をすることになったちゃーちゃん。
血液検査、レントゲン、頭部の超音波検査…と検査のオンパレードだったが、特に異常は見られなかった。
つまりちゃーちゃんは「なぜか体重が増えない頭のペコペコ開きっぱなし娘」ということなのだろうか。
とはいえ、まだまだ成長の余地のある年齢なので長期的にフォローしていきましょう、ということで
半年ごとに通院して、引き続き体重の増え方を見守ってもらうことになった。
最終的には、1歳8か月ごろの診察で大泉門が閉じていることが確認されました
0か月~2歳までの成長曲線
ここで、ちゃーちゃん2歳ごろまでの成長曲線をご覧いただきたい。

序盤こそ成長曲線のど真ん中を走っていたが、3か月頃から徐々に曲線がゆるやかになっていく。
そして今現在まで、成長曲線をギリギリ下回りはしないものの、ずっと「痩せ」の状態である。
身長はずっと平均ぐらいだから、上に伸びるのに栄養が吸われているのか…?
食事は「1回30分、1日5食」
検査後の栄養指導では、「食べない子なりの栄養バランスの考え方」について先生から話があった。
ちゃーちゃんの場合は食材の硬さや性質に関わらず、一口の咀嚼がなかなか進まないため食事に時間がかかっていた。
(分類的には「吸い食べ」と言われる食べ方の癖らしい)
他には好き嫌いがあったり、偏食もひどいわけではない。
まずはとにかく「1回の食事で量が摂れないので、1日のトータルバランスで考えましょう」と言われた。
そのため、次のポイントを意識して食事をとるように言われた。
- 食事は30分で切り上げる
- 食事中に遊び始めたときも切り上げる
- 小食な子はタンパク質が不足しがちなのでタンパク質の摂取を意識する
- 3回の食事+2回のおやつで1日の栄養バランスを補う
という内容だった。
考えてみると、とにかく食べさせようと炭水化物の割合が多かったかも…
アドバイスを受けて、10時、15時に軽食を出すようにしてみたが
単純に食事の回数増えるから地味につらい!!!
ごはんは時間になったら終わりだよ、と幼児に伝えても伝わらない。
朝ごはんも全然食べなかったし、次に出すおやつや食事のメニューはどうしよう…
なんてことを考えていたら、前以上に1日中食事のことを考えるようになっていた。
「時っ感タイマー」で食事時間を見える化したらお互いストレスが減った
きっかけは朝ごはんでの大喧嘩
半年に一度の通院が始まってしばらく経った、今年の夏のある朝。
相変わらずぼーっと空虚を見つめて一向に咀嚼が進まないちゃーちゃん。
何度言っても食べない→食器を下げようとすると泣く→でもやっぱり食べない
の無限ループに、私の短い堪忍袋の緒が切れた。
そんなに食べたくないなら一生食べんでいい!!!!!
たべるう~!!と大泣きするちゃーちゃんを前に声を荒らげ、残っていたご飯を捨ててしまった。
何も、朝からこんなにイライラしたいわけじゃない。
楽しい食事の雰囲気づくりだって心がけてきた。
どうやったら食べてくれるのか、ありとあらゆるレシピも試した。
でも何をどうしたって、食卓に座るとちゃーちゃんの心がどこかに飛んで行ってしまうかのようにぼーっとするのだ。
朝から二人で大泣きして、泣いて、泣いた。
食事時間を「見える化」してみた
自分の気持ちがコントロールできずに、ちゃーちゃんに怒鳴ってしまったことをひどく反省した。
ポールにも、「スミちゃんが怒鳴るから、ちゃーちゃんも萎縮しちゃってるかも…」と言われてさらに落ち込んだ。
このままではいかん…お互いダメになる…
と、とにかく今の状況を変えたくて、「残り時間が目で見てわかるタイマー」を即購入してみた。
「時っ感タイマー」を導入したら自主的に食べるようになった
結論から言うと、ちゃーちゃんは進んで食事をするようになった。
と言っても、「もう時間がないよ!!」とか言って焦らせているわけではない。
タイマーの導入に伴い、食事時間のルールを次のようにしてみた。
- タイマーを自分で30分間にセットする
- タイマーが鳴ったら、まだ食事が残っていても切り上げる
- タイマーが鳴る前にお腹がいっぱいになったら、そこで切り上げても良い
- 1回でお皿によそる量を減らして、「食べきる」ことを意識する
- 食事の進め方に関して、周りは一切口出ししない
特に徹底したのは「一切口出ししない」ということだった。
どうしても食べてほしくてついつい怒ってしまいがちな食事時間。
私の顔色を伺いながら食べるから、ちゃーちゃんも楽しくない。
「これが鳴ったらやめていい!」というのがお互いの共通認識になったからか、
自然と食事中の会話も増え、ちゃーちゃんも進んで食事をとるようになった。
ここまでが長かった…とほほ…
ちゃーちゃんはタイマーをセットするのも楽しいようで、自分で進んでセットしていますが
目の前に時計を置くこと自体がストレスになる子もいるとのこと。(保育園の先生談)
その子に合わせたやり方で工夫してみて下さい。
まとめ
ということで、まだまだ道のり半ばではありますが食べない子の記録でした。
体重がこれからどう増えていくかはまだ分からないけど、
ちゃーちゃんはちゃーちゃんのペースで大きくなっていることを信じて
まずは「食べきる達成感」を習慣づけしていきたい。
そして私と同じように、虚無を見つめてなかなか食事が進まないお子さんがいる方はこちらのタイマーをぜひ試してみてほしい。
食事で使わなくなっても、遊びの時間や勉強時間の管理と、今後長く使えそうなのもよき
同じように悩むお父さんお母さんの参考になれば幸いです。