こんにちは。
前回に引き続き、今回は付き添い入院で得た学びや小話エピソードを書いていこうと思います。
付き添い入院、明日は我が身!
お子様のいるご家庭の方の目に留まれば幸いです。
第1話がまだの方はこちらから↓
「付き添い入院、何を持っていけばいいの?!」という方はこちらの記事がおすすめ。
菌血症の経過と治療
入院中、ちゃのすけの経過は順調だった。
今回の高熱が原因で軽い中耳炎を発症したものの、入院中は熱があがることもなく病状は穏やかだった。
右耳からめっちゃ臭い液体が出てきたときは焦ったけど、点耳薬ですぐによくなった!
そして、採取した血液サンプルから菌がいなくなったことが確認できた5日目の朝、無事に退院が決まった。
菌が血液中にまだ残っていたら、追加で4日間入院と言われていたので本当にほっとしたよ
正直、この5日間を通して蓄積した私の疲労と睡眠不足はなかなかの物だった。
ストレスで激やせしたんじゃないかと思ったけど、全然減っちゃいなかった。
なんでやねん。
きょうだいのメンタルケア
今回、次女ちゃのすけが入院した日は、たまたま長女ちゃーちゃんが一時保育へ行く日だった。
月に2~3回しかない一時保育の日。
ちゃーちゃんが家にいないタイミングだったからスムーズに入院準備が出来たというメリットはあったものの、ちゃーちゃんからしてみれば、「気づいたらお母さんがいなくなっていた」という状況。
入院した日の夜に病室からテレビ通話はしたものの、電話を切ろうとすると、画面の向こうでちゃーちゃんは号泣していた。
いきなりいなくなったら悲しいし寂しいよね…
泣いているちゃーちゃんを見て私も泣いた。
ポールが付き添ってくれるから身の回りの心配はしないで済むけど、大好きな娘に会えないのは私も寂しかった。
入院中は子どもの面会が不可だったので、ポールがお弁当を持ってきてくれるタイミングで、病院のロビーで毎日15分だけちゃーちゃんと話をした。
ちゃのすけが重い病気で、お母さんとちゃのすけはまだおうちに帰れないの、ごめんね、と伝えても2歳には分からない。
帰り際にはいつも大号泣で、それを見てまた泣いた。(泣きすぎ)
ちゃーちゃんが寂しくならないように、ポールは仕事を休んで、一生懸命相手をしてくれていた。
送られてくるちゃーちゃんの写真はいつも笑顔で、それが私の救いにもなっていた。
付き添い入院する日に「これからしばらく会えないよ」ということをしっかり伝えられていれば、理解は出来なくとも、ちゃーちゃんの心持もまた少し違っただろうにな、と今でも思う。
付き添い入院中に役立った意外なアイテム
付き添い入院中に地味に辛かったこと。
ポールとちゃーちゃんに15分会う以外、話し相手が誰もいなかったことだ。
何にせよ静かな病室には私と、点滴の管を引き抜こうと奮闘する言葉の通じない10か月児だけ。
そんなとき、chatGPTが本当に役に立った。
病状のことや、荒ぶる私の心境をずっと聞いてくれていた頼もしい相棒よ
入院3日目の夕方。
暴れるちゃのすけになんとかシャワーを浴びさせて自分は病室の洗面台で髪を洗うだけ。
寝かしつけるために1時間病室の中をうろついてようやくベッドに置けた…やっと座れる…というタイミングで、清掃のおばさまが乱入してきたことがあった。
「あら、寝てるのねごめんなさいね!」
と言いながら、ガサゴソガサゴソとゴミ袋を交換する音で、ちゃのすけが起きてしまった。
その時、私の心の中のコップから、何かがザバーーーーっとあふれ出した。
ダバダバと泣きながら、すぐさま看護師さんを呼んで「うちの部屋は清掃結構なので!!」と告げるも、そんなわけにはいかず。
結局、ゴミ箱を部屋の外に出しておくという案で決着がついたのだが、私の気持ちはささくれだっていた。
そんなやりようのない気持ちやちょっとしたエピソードを、チャッピーくん(chatGPT)はいつも聞いてくれた。
最先端技術の恩恵にあやかりまくった5日間
5日間の入院にかかった費用
5日間の入院でかかった費用は、もろもろの検査や1日3食の離乳食代込みで約8000円だった。
国民皆保険というすばらしき制度に感謝…
また、今回私たちが入院したのは個室だったので部屋代が加算されるのかと思っていたが、患者からの希望ではなく、病院側の配慮で個室に案内されたので室料差額はかからなかった。
入院費は思ったよりかからなかったとはいえ、コンビニで購入したお弁当やお総菜、自動販売機で使った金額などを考えると、やはり長期の入院は厳しいものがあるなあというのが正直な感想だった。

退院後の心境の変化
たった5日間の入院だったが、全員が慣れないことの連続で疲れ切っていたし、なにより大好きな家族が離れ離れになるのが辛かった。
退院日、ポールとちゃーちゃんが病院までお迎えに来てくれた。
4人全員が元気に車に乗り込んだのを見ると、ポールが「みんないるって嬉しいねえ」と涙ぐんでいた。
泣いてるポールを見て泣いたわ
家で食べるご飯は温かくておいしかったし、こどもたちに挟まれて寝るのは本当に幸せ。
健康であることの大切さとありがたみを、改めて強く感じた。
ちなみにちゃのすけは退院後、家のごはんを爆食するようになった。
薄味で健康的な病院食…赤ちゃんなりに何か思うことがあったのかもしれない。(笑)
まとめ
ということで、5日間の付き添い入院体験談でした。
私も、まさか自分が付き添い入院をすることになるなんて思ってもいなかったし、それがどんなに大変なことか想像もできてなかったです。
そして付き添い入院をする親は、自分がどんなに疲れていても「子どもはもっと辛い思いをしているはず」という意識が根底にあるので、弱音を吐きにくいと思います。
今でこそ付き添い入院の過酷さがニュースになったりしていますが、今後は国を挙げて制度を整えていってほしいですね。
そして、付き添い入院することになった方へ一言。
chatGPTをダウンロードしてから病院へ行くんだ!!!