こんにちは、スミ子です。
みなさんは車を運転していてエゾシカとぶつかりそうになったことってありますか?(ない)
道路脇にいるのを見かけると、いつ飛び出してくるか分からないし緊張しますよね!(ない)
今回は、北海道に生活している限りは切っても切り離せない愛すべき隣人、エゾシカについて書いていこうと思います。
エゾシカは「でかい」
奈良に行ったことがある人ならご存じの通り、鹿って意外とでかい。
せんべいを求めてわらわらと近くに寄ってく来られるとびっくりしますよね。
だけど実は、奈良にいる鹿と北海道にいる鹿は似ているようで違うんです。
鹿の種類で言えばどちらも「二ホンジカ」に変わりはありませんが、北海道に生息している鹿は「エゾシカ」、奈良など本州に生息している鹿は「ホンシュウジカ」、九州に生息している鹿は「キュウシュウジカ」に分類されています。
ネーミングセンスが安直だよn(以下略)
さらに、ドイツのベルクマンさんが発表した「ベルクマンの法則」によれば「恒温動物においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する」ということらしいのです。
つまり「さむい地域に住んでいる動物ほどでっかいよ☆!」ってことなのですが、エゾシカも例に違わずでかいです。
とにかく多い「鹿の交通事故」
道内のレンタカー屋さんの店内には必ず「エゾシカとの事故に注意!!」という旨が書かれたパンフレットが置いてあります。
全道におけるエゾシカが関係する事故発生件数(届出件数)は、平成29年以降毎年2,000件を超え、令和元年は東部地域で1,269件、西部地域で1,703件、南部地域では216件の事故が発生しています
出典:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/est/ht/traffic_accident.htm
それほど車とエゾシカの衝突事故が多く、私が働いている職場にも「昨日の帰り、鹿が飛び出してきたけどブレーキ間に合わなくてさ…(遠い目)」という体験をしている人が一定数いるほど。
何より怖いのがその巨躯ゆえ、エゾシカと衝突してしまうと車の方が負けることが少なくないということ。
帰り道、運転している車がエゾシカと衝突した先輩の車は廃車となりました。
過去の事故のなかには、フロントガラスから突っ込んできたエゾシカが原因で亡くなった人も…
北海道に住んで数年、街中で見かけると未だにテンションがあがってしまいますが、車を運転するときばかりは「会いたくない」存在です。
エゾシカとの事故が起きないようにするには?
旅行や仕事で北海道内を運転される場合は、
・道路脇にシカを見つけたら、必ずスピードを落とす
・夕方以降はシカの動きが活発になるので特に注意する
・シカがよく出没するエリアには必ず注意標識などがあるので目を配る
・1頭見かけたら10頭いると思え
ということに気をつけましょう。
運転をしていると本当に鹿の飛び出しが多いので、最近では道沿いに鹿がいるのをいち早く探知できるようになってしまいました。
教習所の運転シミュレーターでおじいさんと子供をはねた私も、今なら避けられる気がします。
「シカは1頭見かけたら10頭いると思え」というのは職場の先輩のお言葉。
ゴキブリかよ!とツッコみたくなりますが、まさにその通りで、エゾシカは群れで行動することが多い動物。
1頭歩いているのを見かけたらその先にも群れがいる可能性が高いので、スピードは十分に落としましょう。
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