会社の名により、北海道は道東のとても都会とは言えない小さな街に引っ越してきて数年。
日々募る思い。
何を隠そう、私は大のパン好き。(知らんがな)
大学時代はパン屋でアルバイトし、売れ残りのパンを日々せっせと食べる毎日でした。
地元・大学周辺・口コミをもとに電車に揺られる・・・隙あらばいろいろなパン屋さんに出向き、様々なパンを食べていました。
しかし転勤してきてはじめて気づくのです。
身の回りにいろいろなパン屋さんがあふれているのは「都会」だけ!
全くパン屋さんがない街に住む私が「パン欲」を満たすためにたどり着いたのが「リベイク」というサイトでした。
「リベイク」は「ロスパン」を減らす素敵なサイト
「リベイク」ってどんなサイト?
「リベイク」とは、全国のパン屋で発生した「廃棄せざるを得ないロスパン」を、希望する人の家へ届けてくれるサイトです。
さて、みなさんは「ロスパン」という言葉をご存じでしょうか?
閉店後まで売れ残ってしまい、まだ食べられるのにどうしても捨てざるを得ないパンをロスパンといいます。
パン屋さんの努力によりかなり減少傾向にありますが、まだまだロスになってしまうパンは少なくありません。
パン屋さんは朝早くからパンを焼き上げていきますが、パンの売れゆきは天候や時間帯などの多くの要因によって左右されるため、「一つも売れ残りを出さない」ということが非常に難しいです。
実際、私が大学生時代にバイトをしていたパン屋でも毎日多くのロスパンが発生していました。
どれくらいのパンが廃棄されているのかというと、
小さめのパン屋さんより大きめのお店でロス(廃棄)は多く、大きめのパン屋さんでは平均で作ったパン全体の約5~10%もロス(廃棄)せざるを得ないといいます(方法:パン屋さん約100店舗聞き取り)。
もし全体の10%のパンがロスしているとすると、10本のバゲットを作ったら、1本はロスしているという計算です。
まだ食べられるのに捨てる。とてももったいないですよね。
私もそう思い、もったいないので毎日せっせと持ち帰って食べていたらバイトをはじめて1か月で3㎏太りました。パンはとても恐ろしいですね。
「リベイク」の取り組み
リベイクでは、そんな「ロスパン」になりそうなパンを希望する人の家に届ける取り組みをしています。
「決まったパンのセットを送ってくれる」のではなく、売れ残ったパンを届けてくれるので、その日その日で届くパンが異なります。
お店でロスパンが発生しなければ、もちろんロスパンの販売はありません。(それが理想だけど)
だけど「一つもロスパンが出ない」ということは難しいので、もしロスパンが発生してしまったときは「ここのお店のパンが食べたい!」と予約してくれている人のところへ順番に発送してくれます。
そうして「少しでもロスパンを減らそう」としている素敵なサイト。
わたくしも早速パンのお取り寄せをやってみました。へへへ。
実際に「リベイク」でロスパンをお取り寄せしてみた
その①:パン屋さんを選ぶ
会員登録をしたらさっそく、パン屋さんを探します。
「初めての方におすすめのパン」や、「グルテンフリーのパン」、「ヴィーガンの方でも食べられるパン」など様々な種類のパンから選ぶことが出来ます。
また、ハード系を主流とするパン屋さんからベーグル専門のパン屋さんなど、
自分の好みに合わせたパンを徹底的に選ぶことが出来るのが嬉しい・・・。
今回私は、同じ北海道内にある帯広のパン屋「ル・カルフール」さんのパンを取り寄せることに決めました。
(ル・カルフールさんで販売しているようなお総菜パンやメロンパン・塩パンなど、「パン屋さんのパン!」が大好きなのですよ・・・)
そして、「選んだパン屋のロスパンが何人待ちか」ということも分かります。
届くのが早い方がいい人は、待っている人数が少ないパン屋さんを選ぶとすぐに届きます。
その②:必要情報の入力・入金について
「ここのお店に決めた!」ところまでいけば、やることはもうほとんど終わりです。(早)
配送先の住所や氏名などの必要情報を入力して、代金を入金します。
振り込みは、カードまたは銀行振り込みが選択可能です。
そしてここでポイントなのが、
リベイクは「送料別」になります。
つまり、表示されている「パンの代金」に「お店から配達先までの送料」がプラスされるので入金の際はご注意ください。
今回は同じ北海道内のパン屋さんを選択しましたが、それでも送料が1,200円ほどかかりました。
大好きなパンを全国から取り寄せられるのが魅力ですが、送料別なのですこし割高かな・・・というのが正直な感想です。
その③:到着するのをひたすら待つ!!
入金したら、あとは自分の配送順が来るのをひたすら待ちます。
お店の廃棄状況により出荷目安は異なりますし、人気なお店は待ち順も長く、数か月待ちというお店もあるので気長に待ちましょう。
そして配送順が近くになると、お店から「もうすぐ配送できますよ!」というお知らせが届くのもワクワクします。
配達日や時間を指定できるのもありがたいですね。
その④:待ちに待ったパンが到着。いざ開封!
注文からわずか3日後。
注文時の待ち人数は3人でしたが、注文からわずか3日で届きました。早い。嬉しい。
だけど、冷凍便で届いたパンの箱(通称:宝箱)を受け取った第一感想は、
でした。が!!!
蓋を開けてびっくり。パンがみっちり詰まっていました。
今回頼んだ「ル・カルフール」さんから届いた箱には、パンの名前と種類について詳細に書かれた紙が入っていました。見た目だけでは何のパンか分からないので、これも嬉しい。
「このパンはこれで・・・これがこのパンか!」
と、一つ一つを手に取って確認するワクワクは、まさに宝箱。
机に並べてみるとなんと20個もパンが入っていました。
などなど、お総菜パンから甘いパン、そして食パンまでたくさんのパンが詰まっていました。
今回は送料込みで3,510円だったので、一個あたり約175円でした。
送料込みのお値段なので、コスパはまずまず!という感想です。
その⑤:届いたパンの美味しい食べ方
パンは全て冷凍で届きます。(一部除く)
リベイクのサイトでは、冷凍パンを「焼きたて」に甦らせる美味しい食べ方まで紹介してくれています。
届いたパンは冷凍庫に保存する
すぐに食べない場合は、そのまま冷凍庫にしまいましょう。
時期によってはお届けの間に少し柔らかくなってしまうこともありますので、つぶれないよう冷凍庫のできるだけ上の方で保存してください。
たくさんのパンが届いて小躍りしていましたが、いざ冷凍庫にしまおうとして気づきました。
届く前から冷凍庫のスペースは確保していたつもりですが、予想以上にたくさんのパンが届くという嬉しいハプニング。
パンを頼んだ方は、冷凍庫を完全に空にするくらいの気持ちで準備をお願いします。(特に一人暮らしの人)
食べる前にパンを冷凍庫から出して常温で解凍する
朝食に食べる場合は、前日の夜には冷凍庫から出しておきましょう。
すぐにパンを解凍したい場合は、水分が飛ぶのを防ぐためにラップや袋のまま電子レンジで30秒程度温めてください。
私の場合、パンが冷凍庫に入りきらなかった兼ね合いもあり、「翌朝の朝ごはんに・・・!」ということで寝る前にたくさんのパンを並べて眠りにつきました。
いい夢が見れそうだぜぇ・・・
食べるパンの種類に合わせて加熱する
⇒クリームパンやあんぱんのリベイク方法
焼きムラを防ぎとろっとあたたかいクリームやあんこを味わうために、焼き直しする前に電子レンジで20秒ほど温めましょう
焼き直しした後すぐ食べず、加熱により溶けたバターが固まることでサクッとした食感になるまで、1分ほど冷まして食べましょう
焼き直しする前に、電子レンジで20秒ほど温めて内部の水分をしっかり守りもちもち食感を保ちましょう
夜のうちに出して常温解凍しておいたクロワッサンは、水分が抜けきらずにしっとりしたままでした。
リベイクさんの手順に通り、600wで20秒ほど温めなおしてトーストで焼くと・・・
本当に焼きたてのようにサクサクに生まれ変わりました。
バターの香りもしっかり感じられて、それはもう幸せ・・・
これで終わりかと思いきや、リベイクのページには続きが。
冷凍庫が空いたら次のパンが入りますね!
容赦ありませんね。
リベイクさんの目論見通り、まんまと頼んでみたくなってしまうではありませんか。
まとめ:コスパはそれなり。パン好きな方にはぜひ頼んでほしい!!
いかがでしたでしょうか?
送料込みの値段になるので「コスパ最強!」とまではいきませんが、遠方に住みながら全国のパン屋さんのパンを食べることが出来ます。
また、大好きなパンを楽しむことだけでなく、昨今問題になっている「フードロス」問題にも取り組むことが出来ます。
お弁当を作るのが面倒な日にも、パンを持って行って解凍するだけ。
私も冷凍庫が空く日に向けて、次のパン屋さんを探そう・・・ふふふ・・・
気になる方はぜひ利用してみて下さいな!!